録画は、会議の映像と音声を残すことです。 文字起こしは、話した言葉を文字にして残すことです。公式のページでは「トランスクリプト」とも書かれています。
この2つは別のスイッチです。 公式によると、録画を止めると文字起こしも止まりますが、文字起こしを止めても録画は止まりません。
会議が終わった後、会議の画面には「要約」のタブ(英語の画面ではRecap)ができます。 録画か文字起こしをしていれば、ここに録画・文字起こし・共有したファイル・メモなどがまとまります。
さらに、AIが作るメモや、次にやる事の一覧が付く場合があります。 公式はこれをインテリジェント要約(intelligent recap)と呼んでいます。
議事録で時間がかかるのは、聞き返しと、決まった事の拾い出しです。 Copilotは「誰が何を言ったか」「どこで意見が分かれたか」「次にやる事」を拾ってくれます。 あなたの仕事は、ゼロから書くことから、AIのまとめを確かめて直すことに変わります。
会議中にCopilotを開くと、自分だけに見える欄で質問できます。 他の参加者には、あなたとCopilotのやり取りは見えません。
架空の例です。 設計レビューに10分遅れて入ったとします。「ここまでの論点をまとめて」「冷却ファンの件で決まった事は?」と聞けば、話を止めずに追いつけます。公式によると、5分以上遅れて入るとCopilotから追いつき用の案内が出ることもあります。
文字起こしをしていれば、会議の後でも会議のチャットや要約タブからCopilotに聞けます。 「次にやる事を担当者ごとに表にして」と頼めば、議事録の骨組みになります。
インテリジェント要約があると、要約タブにAIのメモと次にやる事が自動で並びます。 誰がいつ話したかの一覧や、話題ごとの区切りも付きます。
公式によると、AIのメモが出るには、会議が5分以上あり、対応する言語で文字起こしされている必要があります。
会議中や会議後にCopilotに質問できるのは、有料のCopilot(Microsoft 365 Copilot)の契約がある人です。 これは会議の参加者ひとりずつに必要で、契約がある人だけが質問できます。
要約タブのインテリジェント要約は少し違い、有料のCopilotか、Teams Premium(Teamsの追加の契約)のどちらかがあれば使えます。 自分がどちらを持っているかは、No.03のラベルの確かめ方で分かります。
会議の主催者は、会議のオプションの「Copilot およびその他の AI」で、Copilotの使い方を選べます。
| 設定 | どう動くか |
|---|---|
| 会議中および会議後 | 誰かが文字起こしを始めるとCopilotが動く。会議の後も聞ける |
| 会議中のみ | 文字起こしなしで、会議中だけ使える。終わると会話の音声から作ったデータは残らない |
| オフ | Copilotは使えない。録画と文字起こしもできなくなる |
どれを選べるかは、会社の管理者の設定で決まります。 会社によっては「会議中および会議後」に固定されていて、主催者が変えられないこともあります。
「会議中のみ」は、文字起こしを残したくない会議に向いています。 その代わり、会議の後で「あの時の話は?」と聞き直すことはできません。
公式によると、社外の組織が主催する会議では、自分の会社のCopilotは使えません。 エンドツーエンド暗号化(通話の中身を当事者だけが読めるようにする仕組み)の会議でも使えません。
録画を始めると、参加者全員に自動で通知が出ます。 ただし公式は、地域によっては、録画する前に全員の許可が要ることがあると書いています。
自動の通知だけに頼らず、会議の最初に一言添えるのが確実です。 「議事録のために文字起こしとCopilotを使います。気になる方はおっしゃってください」と言えば、相手も安心できます。社外の人がいる会議では、なおさらです。
公式は、AIが作る内容は不正確だったり、抜けがあったりする場合があると書いています。 特に、型番・数値・担当者・期限は聞き間違いが起きやすい所です。
議事録を配る前に、決まった事と次にやる事だけは自分で読み直します。 迷う所は、文字起こしの該当箇所に戻って確かめます。
文字起こしや録画は、後から参加者が見返せる形で残ります。 「会議中のみ」でも、Copilotへの質問と答えが、会社の記録を残すルールによって保存される場合があります。
社外秘の話題に入る時は、その部分だけ録画と文字起こしを止めるなど、会議の進め方で調整します。 どこまで残してよいかは、社内のルールに従います。情報の扱いはNo.10(後で出ます)でも扱います。
○ よくある勘違い:「Copilotを使えば録画しなくても会議の後で何でも聞ける」は×。会議の後で聞くには文字起こしが要ります
○ よくある勘違い:「自分が有料のCopilotを持っていれば、参加者全員が質問できる」は×。質問できるのは契約がある人だけです
○ 関係する単元:No.03(ラベルの確かめ方)、No.06(頼み方の型)
会議中・会議後にCopilotへ聞くには、有料のCopilotの契約が要る。会議の後でも聞くには文字起こしが要る。録画や文字起こしは最初に一言断り、AIのまとめは確かめてから配る。
問1 来週の設計レビューで、会議が終わった後にCopilotへ「決まった事と次にやる事」を聞きたいと思いました。主催者のあなたが、会議の前に決めておくことはどれですか。
問2 仕入先の担当者も参加する打ち合わせで、文字起こしとCopilotを使う予定です。最も適切な進め方はどれですか。
問3 同僚が「チームの中で自分だけが有料のCopilotを持っている。会議中に他のメンバーもCopilotに質問できる?」と聞いてきました。正しい答えはどれですか。
出典: - Teams で Microsoft Copilot を使用して会議に追いつく(Microsoft Support)https://support.microsoft.com/ja-jp/office/get-started-with-copilot-in-microsoft-teams-meetings-0bf9dd3c-96f7-44e2-8bb8-790bedf066b1 - Use Copilot without recording a Teams meeting(Microsoft Support)https://support.microsoft.com/office/use-copilot-without-recording-a-teams-meeting-a59cb88c-0f6b-4a20-a47a-3a1c9a818bd9 - Manage Microsoft Copilot in Teams meetings and events(Microsoft Learn)https://learn.microsoft.com/en-us/microsoftteams/copilot-teams-transcription - Recap in Microsoft Teams(Microsoft Support)https://support.microsoft.com/en-us/office/recap-in-microsoft-teams-c2e3a0fe-504f-4b2c-bf85-504938f110ef - Record a meeting in Microsoft Teams(Microsoft Support)https://support.microsoft.com/office/record-a-meeting-in-microsoft-teams-34dfbe7f-b07d-4a27-b4c6-de62f1348c24
お知らせ:2026-11-08時点の公式に基づく。会議の設定の選べる値は、会社の管理者の設定で変わります。録画や文字起こしの同意の決まりは、地域と社内のルールで確認してください。