仕事を軽くしたいと思って調べ始めると、聞き慣れない名前が次々に出てきます。 Copilot・エージェント・Power Automate などです。 エージェントは、役割と資料を持たせたCopilotのことです。 しかも同じCopilotでも無料のものと有料のものがあり、呼び名も時期によって変わります。 これを全部覚えてから使おう、と考えると、いつまでも始められません。
この講座は、道具の名前から入りません。 先に見るのは、あなたが毎週くり返している作業の方です。 軽くしたい作業が決まれば、使う道具は自然に絞れます。
会社でMicrosoft 365は使っている。 Copilotのボタンも見たことがある。 それでも、こんなところで手が止まっていないでしょうか。
これは、あなたの理解が遅いからではありません。 道具の説明を先に読むと、どの道具も「何でもできる」ように見えるからです。 何でもできる道具が3つ並ぶと、選べなくなるのは当然です。
そこで順番を逆にします。 作業を先に書き出して、「毎回中身が違う作業か」「同じ質問がくり返される作業か」「手順が毎回同じ作業か」で分けます。 分けた後は、中身が違う作業はCopilotに聞き、同じ質問はエージェントに任せ、同じ手順はPower Automateで自動化する、という対応で道具が決まります。 工具箱を端から眺めるより、まず締めたいボルトを見てからスパナを選ぶ方が早いのと同じです。
Copilot・エージェント・Power Automateのどれで何を軽くできるかを、人に5分で説明できること。
使い方も、この講座の中で扱います。 ただし目指すのは、全部の操作ができることではありません。 「この作業ならこの道具」と言えて、その理由を説明できることです。
合格の目安は、同じ部署の人に「週報づくりは何で楽にできる?」と聞かれた時に、道具の名前と理由をすぐ答えられることです。
課題は1つです。
候補の挙げ方はNo.01で、振り分け方はNo.02で練習します。 残りの単元は、振り分けた後に「実際にどう使うか」を知るためにあります。 読み終えたら、あなたの本物の作業で一度やってみてください。
Microsoftの道具は、全部を並べると講座が何十本あっても終わりません。 なので「あなたの仕事を軽くするのに使うか」で仕分けて、残りは外しました。例は、設計・試験の仕事から取っています。
価格や機能の細部は、月単位で変わります。 覚えても古くなるので、必要になった時に公式のページで確かめれば足ります。 どこを見ればいいかは、各単元の末尾に出典として載せています。
講座は、実際に仕事を見直す時の順番で5つの区分に並べています。
○ 区分1 考え方(No.01〜02)
No.01 効率化の見つけ方/No.02 Microsoftの道具の地図。自分の作業を3種類の道具に振り分けられれば十分です
○ 区分2 Copilotで毎日を軽くする(No.03〜06)
No.03 Copilot Chatと有料版の違い/No.04 Word・Excel・PowerPoint・Outlookでの使い方/No.05 Teams会議の要約と議事録/No.06 頼み方の型。どの場面でどのCopilotを使うか言えれば十分です
○ 区分3 エージェントに任せる(No.07)
No.07 エージェントとは。作り方は2通り(Copilot Chatの中のエージェント ビルダー/Copilot Studio)。エージェントを使うべき場面を言えれば十分です
○ 区分4 自動化する(No.08〜09)
No.08 Power Automateの基本/No.09 承認・通知・ファイル整理の自動化。自動化に向く作業を見分けられれば十分です
○ 区分5 安全に広げる(No.10)
No.10 情報の扱いと、社内への広げ方。広げる順番を説明できれば十分です
区分1は、この講座の土台です。 道具の話はほとんど出てきません。 ここで作った「自分の作業の一覧」を、最後の卒業課題までずっと使います。
区分2は一番よく使う区分です。 毎日開いているWordやTeamsの中の話なので、読んだその日に試せます。 無料と有料の違いはNo.03でまとめて扱うので、それまでは気にせず読み進めてください。
区分3は少し難しく感じるかもしれません。 とはいえ中身は「Copilotに役割と資料を持たせたもの」です。 作るのは思ったより簡単なので、使う場面の見分け方を中心に読みます。
区分4は、きっかけと動作の組み合わせで考えます。 プログラムを書く話ではありません。 小さな自動化を1つ思い浮かべながら読むと分かりやすくなります。
区分5は、職場で使い始める前に読む所です。 試したくなっても、社内のルールの確認だけは先に済ませてください。
最後に呼び方の約束です。 無料で使える方を「Copilot Chat」、有料の方を「Microsoft 365 Copilot」(略して「有料のCopilot」)と呼びます。 Power Automateで作る自動化は「フロー」と呼びます。 仕事の中の1つ1つの手順は「作業」と呼びます。 Copilotなどは「道具」と呼んで、講座の中でそろえます。
ゴールは、どの作業にどの道具を当てるかを、理由つきで5分で説明できること。卒業課題は、自分の作業から候補を3つ挙げて、聞く・任せる・自動化に振り分けること。
出典: - https://learn.microsoft.com/en-us/copilot/plan/copilot-overview(Microsoft Learn「What is Microsoft Copilot?」) - https://learn.microsoft.com/en-us/power-automate/getting-started(Microsoft Learn「Explore the Power Automate home page」)
お知らせ:製品名と区分は2026-11-08時点の公式に基づきます。